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WWFを退会する

 10年続けたWWFの会員を辞める事にしました。年の暮れに届く翌年のステッカーを真新しい手帳の裏に貼るのが例年の楽しみだったのですが、それも終わりです。

 自分としては少なからぬ額である年会費を、野生動物の保護という尊い活動に寄付することを誇らしく思っていたのですが、当初から薄々無駄が多いなぁとは感じていました。例えば、会費の他にキャンペーンとして特定の保護活動のための寄付が募られたりもするのですが、クリアファイルなどのプラゴミ的なプレゼントが付いてくるのです。さして使いようもないですし、寄付する側としては全額を保護活動に使って欲しいですよね。ちょうど今もさかなクンデザインのポーチとやらを宣伝しています。(脱プラが叫ばれている昨今なのでクリアファイルはやめてオーガニックコットン素材にしたようです。)

 入会した動機は、まさに上のツイート同様、トラの保護でした。私は猫が大好きなのですが、猫好きが高じてネコ科の野生動物もこよなく愛しているのです。特にチーターが全速力で走る姿などは生き物の美しさの究極の到達点だと思っていて、絶対に絶滅して欲しくないのです。コンドルが飛ぶ姿もイルカが泳ぐ姿も美しいなぁと思うのですが、チーターの走る姿には格段に心惹かれるのです!

 退会の動機ですが、まず、10年前も今もWWFの言っていることが何も変わっていないのです。本来なら今頃は、90年でこれだけ減っていたけれど、この10年はWWFの取り組みで下げ止まりできているとか、若干増えたとか、そういった報告が聞けるのが理想で、そう信じて寄付をしてきたのですよね。

 「サピエンス全史」を読んで工場式畜産を知ってから、知らないことの恐ろしさを知るようになりました。ヴィーガンツイッターを始めてからは、意識して取りに行かなければ知ることのない情報、隠された不条理をたくさん知るようになりました。おかしいと思ったことは調べたり考えたりするようになりました。

 薄々不審に思いながらも、こんな有名な団体がおかしな運営をしているわけがないよな~と自分に言い聞かせていた面があったのですが、ヴィーガンになってからの心境の変化もあり、重い腰を上げて調べてみることにしたのです。また、活動内容や主催されている方の人となりが良く見えていて、応援したいと思う他の支援先が出てきたことも、重い腰を上げた理由でした。

 調べて分かったことの概要は「世界自然保護基金 – Wikipedia」の「批判」の項でもある程度知ることができるのですが、最終的に行き当たったのはこちらの書籍でした。

 WWFはこの本の発売を差し止めようとしたもののできなかったそうです。ということは、書かれている内容は事実無根ではないのでしょう。私が寄付を始めたのが2013年で、2015年にはこの本が出ていたのに今まで知らずにきてしまったというのはなかなかショックな出来事でした。子供の頃、24時間テレビの出演タレントがギャラをもらっていることを知った時くらいショックでした・・・。

 何が恐ろしいと言って、自分でも薄々感じていたことがより悪い方向で明らかとなったにもかかわらず、まだ何となく信じたい気持ちや来年のステッカー欲しかったな~と思う気持ちがどこかにあるのです。人間とは過去の行いを正当化したくなるものであり、ずっとやってきたことをやめるのに抵抗があるものなんだな~とつくづく感じます。まさか自分にもそんな面があったなんて~💦

 久しぶりのブログはちょっと暗めの文章になってしまいましたが、本人はいたって元気です😊さて、9月も終わりに近づきました。来月には、書店に来年の手帳が並び始めることでしょう。2023年の手帳の裏表紙に私はどんなステッカーを貼ることになるのかな❓心機一転、考えてみたいです😉

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